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月のAPIコストの現実(数字付き)

「AIのコストが気になって踏み出せない」という声をよく聞きます。だから、私たちの実際のコストを全部公開します。

公開するのは2026年3月〜4月の2ヶ月間のデータです。

  • メンバーA(フリーランス、ウェブ開発メイン): 毎日4〜6時間使用
  • メンバーB(スタートアップCTO、管理業務も多い): 毎日2〜3時間使用
  • メンバーC(副業でアプリ開発): 週15〜20時間使用
項目3月4月
API費用$42.30$38.70
Claude Pro$20$20
合計$62.30(約9,500円)$58.70(約8,900円)

主な使い方: 受託案件3件を並行、Next.js・Rails・Pythonと複数スタック

項目3月4月
API費用$18.40$21.20
Claude Pro$20$20
合計$38.40(約5,800円)$41.20(約6,200円)

主な使い方: 自社サービスの開発(TypeScript)、採用活動の補助

項目3月4月
API費用$8.20$6.80
Claude Pro$20$20
合計$28.20(約4,300円)$26.80(約4,100円)

主な使い方: 個人アプリのSwift開発(週末のみ)

TypeScript: JavaScriptに型定義を追加した言語。型チェックによりバグを事前に発見しやすくなる。API: Application Programming Interface の略。外部サービスとプログラム間でデータをやりとりするための接続口。

Anthropicのコンソールで確認できる内訳(メンバーAの3月):

Total tokens: 約24,000,000 tokens
Input tokens: 約18,000,000 tokens
Output tokens: 約6,000,000 tokens
コスト内訳:
Input: 18M × $3/1M = $54
Output: 6M × $15/1M = $90
キャッシュヒット(推定40%): -$41.70
────────────────────
合計: 約$102 → キャッシュ後 $42.30
コンテキスト: Claudeが一度に記憶・参照できる会話・コードの範囲。上限を超えると古い情報が失われる。キャッシュ: 一度取得したデータを一時的に保存しておき、同じリクエストへの応答を速くする仕組み。プロンプト: AIへの指示文。Claude Codeへの指示の質がそのまま出力の質に影響する。

3月15日: API費用が1日$3.80(月平均の約3倍)

理由を調べてみると:

  • 大型リファクタリング作業で、2000行のファイルを何度も読み込んだ
  • 試行錯誤を繰り返した(「やっぱり違う」を5回繰り返した)
  • /compact を使わずに長いセッションを続けた

教訓: 大規模な変更は事前に設計を固めてから実装に入る。試行錯誤はClaude.ai(Web UI)で行って、Claude Codeでは実装だけをする。

リファクタリング: 外部から見た動作を変えずに、コードの内部構造を整理・改善すること。

コスト最適化で効果があった方法

Section titled “コスト最適化で効果があった方法”

実施後: APIコストが約15%減少

コンテキストが積み重なるとtokenが増え、コストが上がります。1〜2時間おきに /compact するだけで、意外とコストが下がります。

2. ファイルの指定を具体的にする

Section titled “2. ファイルの指定を具体的にする”
# ❌ 高コスト
「src/ ディレクトリのコードを見てください」
# ✅ 低コスト
「src/api/auth/handler.ts の40〜80行目を見てください」

当初は「全作業をAPI経由で」していましたが、軽い質問・一般的な相談はClaude Pro(Web UI)でやるように変えました。これでAPI費用が約20%下がりました。

メンバーAの試算:

月のコスト: 約9,500円
月間作業時間: 160時間
Claudeによる時間短縮: 約40%(主観)
短縮時間: 64時間/月
時間単価(フリーランス): 5,000円/時
時間短縮の価値: 64 × 5,000 = 320,000円
コスト: 9,500円
ROI: 約33倍

当然ながら、「短縮した64時間が全部収益に直結する」わけではありません。でも「9,500円の投資で、確実に開発が速くなっている」という実感は3ヶ月ずっと変わっていません。

コストを気にして使わないのは、もったいないです。月5,000〜10,000円は、コーヒー代や書籍代と同じくらいの投資です。

まず1ヶ月試してみてください。実際のコストは使い方によって大きく変わります。「思ったより安かった」人もいれば「思ったより高かった」人もいるでしょう。でもどちらにしても、使ってみないとわかりません。

私たちの数字が、その判断の参考になれば幸いです。