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CLAUDE.mdを育てる技術

CLAUDE.mdは、Claude Codeがプロジェクトを理解するための「設計書」です。書いて終わりではなく、プロジェクトと一緒に育てていくことで、Claudeはどんどん的確な提案をしてくれるようになります。

新しいプロジェクトでは、まず必要最低限の情報だけ書きましょう。過剰な情報は逆効果です。次のテンプレートから始めてみてください。

# プロジェクト概要
ECサイトのバックエンドAPI(Node.js + Express + PostgreSQL)
# 技術スタック
- Node.js 20 / TypeScript 5
- ORM: Prisma
- テスト: Vitest
# コーディング規約
- 関数はすべて型注釈を付ける
- エラーハンドリングは Result 型を使う
# よく使うコマンド
- `npm run dev` 開発サーバー起動
- `npm run test` テスト実行

このくらいのシンプルな構成でスタートし、「Claudeに何度も同じことを説明しているな」と感じたタイミングで追記するのが、現場で使えるコツです。

TypeScript: JavaScriptに型定義を追加した言語。型チェックによりバグを事前に発見しやすくなる。API: Application Programming Interface の略。外部サービスとプログラム間でデータをやりとりするための接続口。npm: Node.jsのパッケージ管理ツール。`npm install` でライブラリをインストールする。ORM: Object-Relational Mapping の略。データベースのテーブルをプログラムのオブジェクトとして扱えるようにするライブラリ。PrismaやActiveRecordが代表例。

開発中にClaudeが誤った提案をした場合、それはCLAUDE.mdに情報が足りないサインです。会話の中で修正したら、すぐにCLAUDE.mdへ反映しましょう。

たとえば、認証まわりの実装でClaudeが毎回JWTを提案してくるなら、次のように追記します。

# 認証方針
- JWTは使わない。セッションはサーバーサイドで管理(express-session)
- セッションストアはRedis(既存の `lib/redis.ts` を使うこと)

この「その場で記録」の習慣が、CLAUDE.mdを真に育てる原動力になります。

CLAUDE.md: プロジェクトのルートに置くClaude Code専用の設定ファイル。プロジェクト固有のルールやコンテキストを記述する。JWT: JSON Web Token の略。ユーザー認証情報をJSON形式でエンコードしたトークン。ヘッダーに付けてAPIを呼び出す際に使う。

定期的にCLAUDE.mdをレビューする

Section titled “定期的にCLAUDE.mdをレビューする”

月に一度、CLAUDE.mdそのものを見直す時間を取りましょう。プロジェクトが進むと、古くなった情報が残りがちです。次のコマンドで変更履歴を確認しながら棚卸しするのが効果的です。

Terminal window
git log --oneline -- CLAUDE.md
git diff HEAD~10 HEAD -- CLAUDE.md

「もうClaudeに説明しなくても伝わるようになったこと」は削除し、「最近よく修正が入るパターン」は追加する——このサイクルを回すことで、CLAUDE.mdはプロジェクトの知識ベースとして機能します。

書いて、気づいて、更新する。この繰り返しが、あなたのCLAUDE.mdをプロジェクト最強の相棒に育てていきます。