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キャッシュ戦略をClaudeと設計する

キャッシュ設計は「どこに何を何秒キャッシュするか」の判断が難しく、レイヤーをまたいだ整合性の維持も頭を悩ませがちです。Claude Codeを使えば、現在の構成を伝えるだけで多層キャッシュ戦略の叩き台を素早く作れます。

まずキャッシュ要件をClaude Codeに伝える

Section titled “まずキャッシュ要件をClaude Codeに伝える”

最初のステップは、自分のアプリの特性をそのまま言葉で入力することです。たとえば次のように伝えましょう。

Next.js製のECサイトです。以下の条件でCDN・Redis・ブラウザキャッシュの3層キャッシュ戦略を提案してください。
- 商品一覧ページ: 在庫が頻繁に変わる
- 商品詳細ページ: 画像や説明文は変わりにくい
- カートAPI: ユーザーごとに異なる
- インフラ: Vercel + Redis (Upstash)

このように「何が変わりやすいか」「インフラは何か」を具体的に書くと、Claudeはレイヤーごとの推奨TTLとキャッシュキー設計をまとめて返してくれます。

キャッシュ: 一度取得したデータを一時的に保存しておき、同じリクエストへの応答を速くする仕組み。API: Application Programming Interface の略。外部サービスとプログラム間でデータをやりとりするための接続口。

Redisのキャッシュ実装コードを生成させる

Section titled “Redisのキャッシュ実装コードを生成させる”

戦略の方針が決まったら、実際の実装コードを出力させましょう。

上記の戦略をもとに、Next.js App RouterのRoute HandlerでUpstash Redisを使ったキャッシュ処理を実装してください。キャッシュキーはユーザーIDと商品カテゴリを組み合わせる形にしてください。

するとClaudeは次のようなコードを提案します。

import { Redis } from "@upstash/redis";
const redis = new Redis({
url: process.env.UPSTASH_REDIS_URL!,
token: process.env.UPSTASH_REDIS_TOKEN!,
});
export async function getProductsByCategory(userId: string, category: string) {
const cacheKey = `products:${category}:${userId}`;
const cached = await redis.get(cacheKey);
if (cached) return cached;
const data = await fetchFromDB(category);
await redis.setex(cacheKey, 300, data); // TTL 5分
return data;
}

生成されたコードをそのまま使うだけでなく、「TTLを変えたい」「キャッシュキーの粒度を粗くしたい」と追加で指示すれば、即座に修正案を出してくれます。

キャッシュ無効化の戦略を相談する

Section titled “キャッシュ無効化の戦略を相談する”

キャッシュ設計で最も難しいのはキャッシュ無効化(Cache Invalidation)です。Claudeにこう聞いてみましょう。

商品の在庫が更新されたタイミングでCDNキャッシュとRedisキャッシュを同時にパージする処理を、Webhookを起点に実装するにはどうすればよいですか?

Claude Codeはキャッシュ設計の「問い合わせ相手」として非常に優秀です。実装の迷いをそのまま言語化して投げることで、ベストプラクティスに基づいた設計をスピーディに固められます。ぜひ実際のプロジェクトで試してみてください。