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マルチエージェントシステムをClaude Codeで設計する

複数のAIエージェントが役割を分担して協調動作するマルチエージェントシステムは、単一のAIでは扱いにくい複雑なタスクを効率よく処理できます。Claude Codeを使えば、その設計から実装まで一気通貫で進められます。

タスクを分割してエージェントの役割を定義する

Section titled “タスクを分割してエージェントの役割を定義する”

まずClaude Codeに全体像を整理させましょう。たとえばECサイトの注文処理システムを例に、次のように依頼します。

ECサイトの注文処理を以下のエージェントに分割して設計してください:
- 在庫確認エージェント
- 決済処理エージェント
- 配送手配エージェント
各エージェントの入出力インターフェースとエラー時の連携フローも含めてください。

Claude Codeはエージェントごとの責務・入出力スキーマ・失敗時のフォールバック戦略を一覧化してくれます。この段階でインターフェースを固めておくと、後の実装がスムーズになります。

スキーマ: データベースのテーブル構造や型定義のこと。

エージェント間の通信基盤を実装する

Section titled “エージェント間の通信基盤を実装する”

役割が決まったら、エージェント間でメッセージをやり取りするキュー構造を実装しましょう。Claude Codeに次のように依頼すると、Pythonのコードを生成してくれます。

# Claude Codeが生成するエージェント基底クラスの例
import asyncio
from dataclasses import dataclass
@dataclass
class AgentMessage:
sender: str
receiver: str
payload: dict
class BaseAgent:
def __init__(self, name: str, queue: asyncio.Queue):
self.name = name
self.queue = queue
async def send(self, receiver: str, payload: dict):
msg = AgentMessage(sender=self.name, receiver=receiver, payload=payload)
await self.queue.put(msg)
async def run(self):
while True:
msg = await self.queue.get()
await self.handle(msg)
async def handle(self, msg: AgentMessage):
raise NotImplementedError

このベースクラスをもとに、各エージェントのhandleメソッドを実装していくよう続けて指示できます。

並列処理とエラーハンドリングを組み込む

Section titled “並列処理とエラーハンドリングを組み込む”

在庫確認と決済処理のように独立したエージェントは並列実行してレイテンシを削減できます。Claude Codeに「asyncio.gatherで並列化し、どちらかが失敗した場合はロールバック処理を入れて」と追加指示しましょう。

Terminal window
# 実装後の動作確認もClaude Codeに依頼できる
claude "上記のマルチエージェント実装に対して、決済エージェントがタイムアウトするシナリオのユニットテストをpytestで書いてください"

Claude Codeをオーケストレーターとして活用しながら、設計・実装・テストを反復することで、堅牢なマルチエージェントシステムを短期間で構築できます。ぜひ自分のプロジェクトで試してみてください。